京都自転車日記

夏目漱石に「自転車日記」という小文があります。畏れ多いと自覚しつつブログのタイトルに拝借しました。京都市街は東西にも南北にも約10Km、自転車サイズの街です。美しい山々が街を囲み、その向こうには趣きのある山里や山寺が点在し、サイクリングコースに事欠くことはありません。 恵まれた環境が独特の自転車文化を育み、個性的な自転車屋さんや自転車愛好家が集まるお店がたくさんあります。 そんな京都の自転車事情を全国の自転車愛好家に紹介できたら良いな、と思っています。

脱ママチャリのすゝめ

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2年前の僕のロングホールトラッカーです。カッコいいなぁ(笑) この仕様で、淡路島一周もしたし、京都北山に点在するしこぶち神社巡りの足としても大活躍してくれました。今はロングテール化していますが、花背峠を越えて畑に通う足として、通勤用自転車として、まだまだ活躍してもらおうと思っています。

自転車でまちなかを走っていると、しばしばママチャリに抜かれます。僕のほうは、いちおう、スポーツバイクなのですが…

だいぶ前の話ですが、そんなことを空井戸サイクルで話していたら、店主の無我さんが「ママチャリに乗っている人は、少しでも早く自転車から降りたいと思って走っているからね」と言いました。なるほど。僕のほうは、1分でも、1秒でも長く自転車に乗っていたいと思っているので抜かれて当然なのかもしれません。

退屈そうな顔でママチャリに乗っている人を見るたび、ずっと乗っていたくなるような自転車に乗り換えたらもっと幸せになれるのに、と本気で思います。