京都自転車日記

夏目漱石に「自転車日記」という小文があります。畏れ多いと自覚しつつブログのタイトルに拝借しました。京都市街は東西にも南北にも約10Km、自転車サイズの街です。美しい山々が街を囲み、その向こうには趣きのある山里や山寺が点在し、サイクリングコースに事欠くことはありません。 恵まれた環境が独特の自転車文化を育み、個性的な自転車屋さんや自転車愛好家が集まるお店がたくさんあります。 そんな京都の自転車事情を全国の自転車愛好家に紹介できたら良いな、と思っています。

花背峠

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京都から、最短ルートで花背に向かうときに、越えなければならないのが花背峠。標高769m。僕の自宅周辺(北大路堀川付近)が標高約70mなので、市内からの標高差はざっと700m。

ヒルクライムを競う人たちは、鞍馬の集落北端、鞍馬温泉から峠までのタイムを測るようです。鞍馬温泉~花背峠は、標高差504m、距離5.8km、平均斜度8.6%、最高斜度約15%。

まぁ、かなりきつい峠です。ですが、峠を越えると市内とは別世界。美しい山里の点在する桃源郷。頑張って越えるだけの値打ちはあります。

今年、補陀落山荘が花背の市民農園借りた畑で、僕も念願の野菜作りに参加することになりました。先々週は、補陀落山荘と畑の見学に、先週は畑を耕しに、昨日は苗を植えに、峠を越えて花背に向かいました。

今日は今日で、昨夜の冷え込みで苗が萎れなかったか心配になり、様子を見るために(と、ただ自転車に乗りたかったので)リッチーのマウントクロスで花背峠を越えました。

思いついて、鞍馬温泉から峠までのタイムを測ってみたところ40分でした。この区間、早い人は20分少々で登ってしまうそうです…

これから夏のあいだ、せっせと畑に通うつもりです。秋には、もっと早く登れるようになっているのか、いないのか、楽しみです。