京都自転車日記

夏目漱石に「自転車日記」という小文があります。畏れ多いと自覚しつつブログのタイトルに拝借しました。京都市街は東西にも南北にも約10Km、自転車サイズの街です。美しい山々が街を囲み、その向こうには趣きのある山里や山寺が点在し、サイクリングコースに事欠くことはありません。 恵まれた環境が独特の自転車文化を育み、個性的な自転車屋さんや自転車愛好家が集まるお店がたくさんあります。 そんな京都の自転車事情を全国の自転車愛好家に紹介できたら良いな、と思っています。

新車購入編その9 - 126mmエンド6速に決めた!

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今日の京都は暑くなりました。シングルスピード固定ギアのスチームローラーで市内をウロウロしただけで、半袖でも汗をかきました。

やっぱりシングルスピード固定ギアは、楽しい! 気持ちいい! 変速機なんか要らない! シングルスピードで長い坂を登るのは確かにつらいけど、それはそれで面白い。固定ギアで降りの急カーブは確かに難しいけど、うまく回れた時の達成感も大きい。

ただ、もう少し遠くへ行きたいと思ったら、もう少し早く走らなければならなくて(僕の場合、シングル固定でツーリング時の平均速度は25km/hがせいぜいです)… やっぱり変速機って良いもんですね。

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通勤・街乗り時の愛車、ロングホールトラッカーは、9速をフリクションのWレバーで使っています。ダイアコンペのシフターは動きが軽いのに(ラチェット式なので)勝手に戻るようなこともなく快適です。

しかし9速でフリクションだと、レバーを少し動かしただけで変速するため、それなりに繊細な操作が求められます。調整が面倒でなければインデックス式(1段ごとにカチッ、カチッ、と止まる)のほうが良いな、と思います。

しかし9速でもすでに、変速機の(ワイヤーの張りの)調整は、僕にとってとても繊細で困難な作業で、できればしたくありません。そこで、6速、7速、8速だという話になるのですが…

  • 5速と6速のスプロケットピッチはほぼ同じ
  • 7速と8速のスプロケットピッチは、6速より0.5mmほど狭い
  • で、9速、10速、11速とどんどん狭くなって行きます。

フリクションシフトでの扱い易さを最優先に考えるなら、スプロケットピッチが最大で、5速より1枚多い「6速」になるのですが…

6速だとフレームのエンド幅は126mm(現在のロードバイクの標準は130mm)になります。しかし126mmで作っちゃうと、後日「やっぱり最新のコンポーネントが良いなぁ」ということになっても、どうしようもない。

130mmエンドにしておけば… しかし130mmエンド7速とか8速にするくらいなら「普通にティアグラとかベローチェの10速でも良いじゃないか」などなどと随分迷ったのですが…ようやく腹を決めました! 初志貫徹! 126mmエンド6速に決めた!

続く…