京都自転車日記

夏目漱石に「自転車日記」という小文があります。畏れ多いと自覚しつつブログのタイトルに拝借しました。京都市街は東西にも南北にも約10Km、自転車サイズの街です。美しい山々が街を囲み、その向こうには趣きのある山里や山寺が点在し、サイクリングコースに事欠くことはありません。 恵まれた環境が独特の自転車文化を育み、個性的な自転車屋さんや自転車愛好家が集まるお店がたくさんあります。 そんな京都の自転車事情を全国の自転車愛好家に紹介できたら良いな、と思っています。

新車購入編その13 - ブレーキ

Grand Cru Long Reach Brakeset

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新しい自転車のタイヤは、Jack Brown(700c x 33.333)と決めているので(これだけは最初からブレてません)一般的なショートリーチのサイドプル・キャリパーブレーキが使えません。

ランドナーなどに使われる、カンチブレーキやセンタープルブレーキにするか、スタンダードリーチ(いわゆるロングリーチ)のサイドプル・キャリパーブレーキにするか。

6速にするからといって、クラシックバイクにしたいわけではないので、現代の自転車として標準的な、サイドプル・キャリパーブレーキのほうが良いかな~、とは思うものの……

スチームローラーにはシマノのBR-R650という(いちおう上級グレードの)スタンダードリーチのサイドプル・キャリパーブレーキを付けているのですが、いささか頼りない。

もっと良いのはないのか、と思ってググってみたらコンパス・バイシクルズのブログで絶賛されている製品を発見*1。「おやVolo ORANGEのブレーキはそんなに良いのですか」「じゃぁブレーキもVolo ORANGEに揃えちゃいますか」となり、

とりあえずスチームローラーのブレーキをこれに交換し、問題なければ、新しい自転車にも使うことにしました。

Volo ORANGEの製品にしては高価なので、仕上げはどうかな? と期待していたのですが……

光の加減によって見えてしまうドリルの軌跡から「CNC切削で仕上げているんだなぁ」とわかったり、ハンド・ポリッシュドだということが嘘でないとわかる手仕事感あふれる磨き方だったり(笑)はしますが、金属部分の仕上げは、クランクセットよりずっといい感じ。

ただ、プラスチック部品がなぁ…… なんとかならないのかなぁ…… $170もするんだからさぁ……

まぁまぁ、大事なのは性能。早くスチームローラーに付けたい。

*1:テストバイクが竹フレームでも有名なカルフィーのバイク。そんな高級車に使われるってことは良いブレーキなんでしょう。