京都自転車日記

夏目漱石に「自転車日記」という小文があります。畏れ多いと自覚しつつブログのタイトルに拝借しました。京都市街は東西にも南北にも約10Km、自転車サイズの街です。美しい山々が街を囲み、その向こうには趣きのある山里や山寺が点在し、サイクリングコースに事欠くことはありません。 恵まれた環境が独特の自転車文化を育み、個性的な自転車屋さんや自転車愛好家が集まるお店がたくさんあります。 そんな京都の自転車事情を全国の自転車愛好家に紹介できたら良いな、と思っています。

自転車屋さんリターンズ — 京都の自転車量販店

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サイクルベースあさひ」が今出川大宮にもできるようです。

京都で良く見かける自転車量販店は…

などでしょうか? あくまで僕の生活圏での話で、南区や伏見区山科区を中心に展開するお店もあるのかもしれません。サイクルベースあさひ(大阪)と、サクラ(東京、発祥は京都)以外はいずれも地元資本の、京都でのみ展開するお店で、1店舗あたりの大きさは「町の自転車屋さん」サイズのお店も多いです。

どのお店も前からあるお店ですが、この7~8年くらいかなぁ、雨後の筍のように、は大げさかもしれませんが、急に増えました。

一方で見かけなくなったのが昔ながらの町の自転車屋さんです。*1

ただし、量販店に押されて昔ながらのお店がなくなった、という順序ではなく、先に町の自転車屋さんが姿を消した空白を、今、量販店が埋めている、という印象です。

スポーツ自転車のブームもあるかもしれませんが、普段使いの自転車として、スーパーマーケットやホームセンターで売ってる「ママチャリ」ではなく「ママチャリ+α」のものを求める人が増えたので、それに答えることができる自転車専門店が増えている、と見ることもできます。

特に、サクラ、エイリン、KON'S CYCLE(きゅうべえさんはスポーツバイクのイメージが強いのですが、どうでしょう)あたりは、早くからそういうニーズに答えて(近頃、ライフスタイルバイクなどと呼ばれるようになったジャンルの)それぞれのお店の個性を生かした商品を提供してこられたように見受けます。

なんにしても、まちなかに自転車屋さんが復活するのは嬉しいことです。

 

 

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*1:追記:昔ながらの自転車屋さんがなくなる一方で、量販店以外の新しい自転車屋さんも増えたように思います