京都自転車日記

夏目漱石に「自転車日記」という小文があります。畏れ多いと自覚しつつブログのタイトルに拝借しました。京都市街は東西にも南北にも約10Km、自転車サイズの街です。美しい山々が街を囲み、その向こうには趣きのある山里や山寺が点在し、サイクリングコースに事欠くことはありません。 恵まれた環境が独特の自転車文化を育み、個性的な自転車屋さんや自転車愛好家が集まるお店がたくさんあります。 そんな京都の自転車事情を全国の自転車愛好家に紹介できたら良いな、と思っています。

新車購入編その2 - Hobo(おっさん仕様)

新車購入編スタート からの続き

ミニベロ購入案があまりにも見事に却下されたので、いったんは新車購入をあきらめようかと思ったものの、またすぐに「新しい自転車が欲しい!」という衝動を抑えきれなくなり、あらためて空井戸サイクルを訪ねました。

理屈で言えば新しい自転車は必要ない。ここはもう…

「新しい自転車を買って、花脊や越畑をのんびり走りたいんです」

「Casserollがあるじゃないですか」

「じゃなくて、もう一度自転車に乗り始めるためのきっかけとして新しい自転車が欲しいんです」

「なるほど」

「で、ミニベロはやめて、Hoboにしようかな? と思ってるんですが」

「Hoboは太いタイヤも履けて泥除けもつくけど、ジオメトリはロードバイクそのものなんで、先生(僕のこと)の言ってるのとは… Casserollで良いと思いますけどね(笑)」

「だけれども(笑)」

「ん~、じゃあHoboのジオメトリを少し変えて…ヘッドチューブも長めにして… まかせてもらえますか?」

「ぜひお願いしたい!」

ということで、僕の新しい自転車は「Hobo(おっさん仕様)」で決まったかに思えたのですが!

続く…

余談

上の話からしばらくして、スマホに知人からのメッセージ「無我さんからCasserollを売ってもらえるかも、と聞いたのですが!」

Casserollのことはホントに気に入っていたので「新しい自転車を手に入れてしまうと可哀そうなことになるなぁ」「でも知らない人に売るのも(ちゃんと乗ってもらえるか)心配だしなぁ」と悩んでいたのですが、ありがたや~。

新しいオーナーは、昨日、Casserollでおにゅう峠を走ってきたそうです。