京都自転車日記

夏目漱石に「自転車日記」という小文があります。畏れ多いと自覚しつつブログのタイトルに拝借しました。京都市街は東西にも南北にも約10Km、自転車サイズの街です。美しい山々が街を囲み、その向こうには趣きのある山里や山寺が点在し、サイクリングコースに事欠くことはありません。 恵まれた環境が独特の自転車文化を育み、個性的な自転車屋さんや自転車愛好家が集まるお店がたくさんあります。 そんな京都の自転車事情を全国の自転車愛好家に紹介できたら良いな、と思っています。

My Path Racer - Surly Steamroller

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良い天気だなぁ、グランフォンド京都に参加した知人はもうゴールしたかなぁ、などなど思いながら、どこへ行くとも考えずにスチームローラーのペダルを回してきました。何年か前には、このスチームローラーで僕もグランフォンド京都を完走しました。

以前のサーリーのサイトに「スチームローラーは進む道のりをすべて平らにしてしまう…… このスチームローラーでこぎ出した瞬間から、あなたはとめどなくペダルを回し続け、幸福感、充実感に浸ることになるでしょう」というようなことが書いてあったのですが、ホントその通りです。

僕のスチームローラーは、33.333cという太いタイヤを履いていて(こんなタイヤが履けるのも、スチームローラーの美点です)、ハンドルはラウターワッサー・バー、エドワード朝の「Path Racer」と言った趣です。

ねらってこうなったのではなく、3本のフレームといくつかのホイール、数え切れないほどのハンドルバーやタイヤを、とっかえひっかえ、あ~でもない、こ~でもない、とやって、このスタイルに落ち着きました。

「Path Racer」というスタイルはあとで知ったので、何も知らずあれこれ試した結果が、オールドファッションドなスタイルにたどり着いたというのが面白い、と思っています。