京都自転車日記

夏目漱石に「自転車日記」という小文があります。畏れ多いと自覚しつつブログのタイトルに拝借しました。京都市街は東西にも南北にも約10Km、自転車サイズの街です。美しい山々が街を囲み、その向こうには趣きのある山里や山寺が点在し、サイクリングコースに事欠くことはありません。 恵まれた環境が独特の自転車文化を育み、個性的な自転車屋さんや自転車愛好家が集まるお店がたくさんあります。 そんな京都の自転車事情を全国の自転車愛好家に紹介できたら良いな、と思っています。

自転車用雨具の決定版、CARRADICE Duxback rain poncho(キャラダイス ダックスバックポンチョ)の最新版

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数日前、愛用の自転車用ポンチョを紛失するという失敗をしでかしました。本当にお気に入りの雨具なので、本気で凹みました。

代理店に在庫がないときはなかなか入荷しないと聞いていたのですが、ダメもとで空井戸サイクルさんに頼んでみたら、なんと翌日に入荷し、これで秋雨の季節も乗り切れます!

僕にとってはまさに「決定版」で、自転車用雨具としてはこれしか考えられません。自転車用雨具をお探しの方は、ぜひご検討を(CARRADICEの回し者みたいですが)。まぁ、ワックスドコットンという素材の扱いにくさ、はあるんですけどね。

僕は「決定版」と思っていても改良の余地はあったようで、7年前、最初に購入したものと比べるとあちらこちらに変化が見られます。せっかくなので比較レポートを…

まず、フードとカラーの内側の生地。以前のは(写真はありませんが)そこらにあった生地を再利用したような取って付けた感があったのですが、今回のもの(上の写真参照)はなかなか決まったコーディネートです。

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襟元に縫い付けられていたCARRADICEのタグがなくなっています。代わりに? 文字だけが入っていたボタンに、キャラダイスのマークが入っています。でも、CARRADICEのタグがないのは少し寂しいなぁ。

写真にあるように、以前の物は使っているうちに襟元のボタンがちぎれてしまったのですが、他にも同様のトラブルがあったのでしょうか、今回のものでは、ボタン取り付け部分が補強されています(下の写真)。

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以前にはなかったのですが、前立ての裏に、生地(ワックスドコットン)を作っている、Halley Stevensonsのタグが縫い付けられています。高級感を狙ってみました、ってことかな。

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ハンドループと腰に結ぶ綿のテープが、以前は生成りだったのが黒になっています。これまた高級感を狙ってみました、って感じですかね。

上の写真を見比べてもらうとわかるように、全般に縫製が、素人っぽさがなくなったというか、ずいぶん綺麗になっています。機能には何の問題もなかったので、以前の手作り感あふれる感じも嫌いではなかったのですが、まぁ綺麗になるのは悪いことではないですよね。

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シッパーをひくための革のタブが、綿テープと同様、白から黒に変わっています。黒のほうが無難な色使いなんだろうけど、白も悪くなかったと…

フォールディングバッグの素材が生成りの綿からナイロン製に変わっていますが、これはありがたい。綿のバッグの中に綿のポンチョをしまうのは(摩擦のせいで)なかなか骨が折れたのですが、ナイロンならスルッと入れることができます。

そんなこんなで、ますます決定版度を増した(笑)Duxback rain poncho、雨が降るのが楽しみです。

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