京都自転車日記

夏目漱石に「自転車日記」という小文があります。畏れ多いと自覚しつつブログのタイトルに拝借しました。京都市街は東西にも南北にも約10Km、自転車サイズの街です。美しい山々が街を囲み、その向こうには趣きのある山里や山寺が点在し、サイクリングコースに事欠くことはありません。 恵まれた環境が独特の自転車文化を育み、個性的な自転車屋さんや自転車愛好家が集まるお店がたくさんあります。 そんな京都の自転車事情を全国の自転車愛好家に紹介できたら良いな、と思っています。

新車購入編その18 - フレーム・フォーク完成

いちばん大きくて、いちばん高価なパーツ。

フレームとフォークが完成しました!

昨夜、閉店間際のカライドサイクルに滑り込み、先に完成していたホイールを付けて見せてもらいました。今日はすでに塗装屋さんに回っているはずです。

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ジオメトリのデザインは、カライドサイクルの無我氏。

ディテールのデザインと制作は、Sunrise cyclesの高井氏。

チューブは、TANGE No. 2。クロモリのダブルバテッドチューブです。

チューブの接合はラグレスのフィレット仕上げ。素晴らしく美しい仕上がりです。

ヘッドセットはスレッドレスタイプを使う予定です。

高井氏のフレームやフォークは、いつも「カッコいいなぁ」と思って見ていました。

ところが今回、いい歳をしたオッサンが乗るフレームとして考えたとき「ちょっと目立ちすぎるかも」と思い、「とにかくシンプルに、ベーシックに」、エンドやフォーククラウンは「普通の、既製品でも良いです」などと、彼にとってはちょっと面白くない頼みかたをしてしまったかなぁと思ってました。

でも、悩みながら作ってくれたであろうオリジナルのエンドやフォーククラウンの造形、シートステーブリッジの造形などなど、グッと我慢して抑えたデザインが実に素晴らしい。

シンプルで、ベーシックで、それでも他所にはちょっと無い、ホントにカッコいいフレームになったと思います。

無我さん、高井くん、本当にありがとう!

 

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