京都自転車日記

夏目漱石に「自転車日記」という小文があります。畏れ多いと自覚しつつブログのタイトルに拝借しました。京都市街は東西にも南北にも約10Km、自転車サイズの街です。美しい山々が街を囲み、その向こうには趣きのある山里や山寺が点在し、サイクリングコースに事欠くことはありません。 恵まれた環境が独特の自転車文化を育み、個性的な自転車屋さんや自転車愛好家が集まるお店がたくさんあります。 そんな京都の自転車事情を全国の自転車愛好家に紹介できたら良いな、と思っています。

通勤用タイヤ

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通勤に使う自転車は、サーリーのロング・ホール・トラッカーというツーリングバイクに、エクストラサイクルのロングテールキットを付けたもの。ロング・ロング・ホール・トラッカー(笑)です。

なんでもポイポイ積めて荷物を背負わなくても良いのと、最大の理由はこのタイヤ。

職場に向かうには御所(正確には京都御苑)のなかを通ります。通らなくても良いのですが、気持ちいいし、夏はだんぜん涼しいし。でも、御所の中はご覧のような砂利が敷き詰めてあります。砂利でない小径もありますがそこも土道。

このタイヤ、シュワルベ・マラソン・クロスの1.75インチの太さがありがたい。ブロックタイヤじゃないので舗装路でもよく転がります。御所を通り抜けて通勤する人のためにあるようなタイヤです(笑)

パンクしにくく減らないことで名高いシュワルベ・マラソンシリーズのこのタイヤを使って既に2本目。3本目も当然これ、と思っていたら廃番になってしまいました。マラソン・モンディアルという新?製品が廃番になったクロスに相当するようです。

26×2.0インチ、さらに太くて良さげです。まだ使えるんだけど、そろそろ交換してみるかな?

KEEP LEFT

帰り道、今出川通り(片側2車線の交通量の多い道)で無灯火逆走の自転車とぶつかりそうになりました。同志社大学南側の今出川通りは逆走する自転車が多いんです。

あの辺りの歩道は「自転車通行可」になっているけど、ほとんどの部分が幅が1メートルあるかないか。歩行者とすれ違うのは難しい幅です。つい、車道に降りてそのまま走っちゃうんだろうな。もちろん、そんなことが車道を逆走する言い訳になるわけじゃないけど。

車道を逆走する奴にも困ったものだけど、あの歩道を「自転車通行可」にしておくのも無茶な話だと思う。歩道は「自転車通行可」をやめて、車道に進行方向を明記した自転車レーンを設けるのが一番良いと思うのですが。

道路行政がクルマ中心だった時代の遺物ですね。早くなんとかすべきです。

しかし! 腹立つ! 自転車は車道の「左側」だぜっ!!!

パンクの神

昨日、通勤や普段の移動に使っている自転車の前輪がスローパンク。予備のチューブに交換して、メールチェックしたりブログを更新したりして「さぁ帰ろう」と思ったら、こんどは後輪がぺちゃんこに!

「タダのパンクだったら良いんだけどな~」と思いながら確かめたけどやっぱりバルブあたりが原因のスローパンクっぽい。もう予備のチューブはないし、自転車屋さんも閉まってるし、事務所の周りには草も生えてない(笑)

チューブを戻して空気を入れてみたらしばらくは持ちそう。空気が抜けたら入れなおせば良い、ということでフロアポンプを積んで帰ることにしました。幸い、1度空気を入れるだけで帰り着くことができました。

当然、朝にはまたぺちゃんこに。フロアポンプを積んだまま、やっぱり途中で1度空気を入れなおして事務所まで走ってきました。こういうとき、気軽になんでも積めるロングテールバイクは便利です。

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この夏、毎週のようにパンクしたりタイヤをサイドカットしていました。ま、そうなって当然な道ばかり走っていたのですが。サイドカットして交換したばかりのまっさらのタイヤをまたサイドカットして駄目にした時には、さすがに凹みました。

「パンクの神が憑く」とでも言うのか、パンクって続くときには続きますね。ここしばらくは落ちついて、パンクの神が許してくださったのかと喜んでいたのですが、パンクの神、まさかの再降臨?

お祓いしなきゃ。お祓い。

桃源郷の秋

「秋だなぁ…」と感傷にふけるには強すぎる、真夏のような陽射しでしたね。サイクリングの途中、おにぎりを食べていたら蝉の声が聞こえました。それでも京都の北の山里ではほとんどの田んぼで稲刈りも終わり、民家の柿も色づいていました。

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花背峠、今日も30分切れませんでした。けっこう頑張ったつもりなんですが、33分。でも時間なんかどうでも良いんです(笑) 花背峠を越える本当の目的は、その先に控える桃源郷。花背、広河原、佐々里、黒田、山国… 美しい山里の数々。

今日は、鞍馬~花背~黒田~山国~周山を走ってきました。

鞍馬では火祭りの準備をしていました。廃校になった黒田小学校の校庭で地区の運動会が催されていました。山国には秋祭りを告知する幟が道沿いにはためいていました。周山の小学校でも、こちらは賑やかな運動会。どの集落も秋の休日らしいのんびりした時間が流れていました。

自転車に乗り始め、京都周辺の山の中をウロウロするようになってから、日ごとに「こういうところで暮らしたい」という気持ちが強くなります。はじめはほんの憧れに過ぎなかったものが、このごろはちょっと本気になりつつあります。

花脊峠

早起きは、できませんでした。6時に目覚ましは鳴ったのですが、頭が痛くて風邪のひき始めのような気がしたので2度寝しました。天気予報では雨のはずだったので、自転車にも乗れないと思って。結局ふりませんでしたが… 明日は早起きして午前中は自転車に乗るぞ!

牛若丸や天狗の伝説で有名な鞍馬から北へ登る花脊峠という峠があります。京都で自転車に乗っている人にとってはベンチマーク的存在の峠です。自転車に乗り始めた頃には途中で休憩を挟みながら1時間以上かけて登っていました。

2~3年前に30~35分で登れるようになったのですが、そこから先がいけません。何度登っても30分を切れたことがありません。早い人は20分くらいで登ってしまいます。そんな人たちと張り合おうとは思いませんが、せめて30分は切りたい。1秒でも2秒でも良いから。

遊びで自転車に乗るのにどうして時間なんかに拘るのか? 数分早く峠を登ったからといって何が面白いのか? 自分でも不思議なんですが、30分が気になって仕方がない。

明日は、花脊峠を登ってこようと思います。

早起きして自転車に乗りたい

知人が、facebookイベントで関西シクロクロス第1戦参戦ツアーを企画してくれました。シクロクロスっていうのはこんな感じの主に冬の自転車競技です。

人気のシリーズ戦なので定員に達する前にと、家から近い(自走で行ける)第5戦、第7戦、第10戦にはエントリーを済ませておいたのですが、10月27日の第1戦は迷ってました。10月27日ってまだ寒くはないし、寒くなるまではロードバイクにも乗りたいし…

でも、みんなでワイワイ行けば楽しいだろうし、会場では普段会えない人とも再会できるだろうし… と言うことで参加することにしました。

「参加する」ボタンを押してから集合場所と時間を確認してみると「集合場所:朝5:30京都会館前」 5時半!!! 会場までの時間を考えると、そりゃそうか。しかし起きれるのか?

早起きは苦手です。偉そうに宣言することではないですが(笑) でも冬は日が短いので早起きしないと自転車に乗れないんですよね。結局、冬の間はあまり自転車に乗らないということになってしまいます。

…よし、明日から早起きするぞ!

できるのか?

明日はどうせ雨なんだよな…

秋の空

今日は朝から、晴れのち曇り一時雨のち晴れ。昼間は暑いくらいだったのに、今、自転車で戻ってきたら半袖では寒いくらいでした。ふと「おんな心と秋の空」なんてベタな言葉を思い出します。

通勤や街なかの移動に自転車を利用していると天候にナーバスになります。雨は大丈夫かな、暑くなるかな、寒くなるかな、明日は晴れるかな? と日に何度もスマートフォンの天気予報ウィジェットを覗きこみます。

いやいや便利な世の中になったものです、が、そんな自分を「これではイカン」と思っている自分もいます。スマートフォンに頼らなければ気象の変化がわからないようでは生き物としてマズいような気がするのです。

雲を見、気温や湿度の変化を肌で感じて気象の変化を予測する。それが生き物の正しい在り方だよな… と思いつつ今日も「雨雲ズームレーダー」を見ています。アカンなぁ…