京都自転車日記

夏目漱石に「自転車日記」という小文があります。畏れ多いと自覚しつつブログのタイトルに拝借しました。京都市街は東西にも南北にも約10Km、自転車サイズの街です。美しい山々が街を囲み、その向こうには趣きのある山里や山寺が点在し、サイクリングコースに事欠くことはありません。 恵まれた環境が独特の自転車文化を育み、個性的な自転車屋さんや自転車愛好家が集まるお店がたくさんあります。 そんな京都の自転車事情を全国の自転車愛好家に紹介できたら良いな、と思っています。

BROOKS CAMBIUM C17 つけてみました

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昼にカレーでも食おうと自転車で走っていたら、UNITの漢児さんから「ブルックス来ました~!」とfacebookメッセージ。ブルックスとは勿論 BROOKS CAMBIUM のこと。そのまま行き先を変更してUNITに。

サドルトップのコットンの色が、生成りとダークグレーの2種類あって、ちょっと迷ったのですがここはやっぱり生成り色だろうと。

レールは革サドルと同じ構造で、サドルトップもゴムにコットンを貼っただけなので、乗り味は革サドル。

でも前に使ったことのあるブルックスの Swift より柔らかい。数日で音を上げた経験のある Team Pro とは比べ物にならないくらい柔らかい。

あと革と違って滑らない。Swift は滑りすぎてポジションが決まらなかったので、これはありがたいかも。

実際に試してみたいのはやまやまですが明日は関西クロス。今日は近所をちょろっと走っただけで評価をするには速すぎますが、今の時点でひとつ言えること… カッコいい!(笑)

楽しくなってきたぞ!

関西シクロクロス第一戦のスタートリストが公開されています。全部で500人近いエントリー。凄いですね。僕が走るCM3も60人。こんなに多いとは… ちょっと驚きましたが、エントリー表を見ているとワクワクしてきました。

  • まずは足切りされずに完走すること
  • レースが終わるまで全力で走ること

を目標に頑張ってきます。楽しくなってきたぞ!

ポンチョさまさま


Carradice DUXBACK PONCHO

雨が小やみになっていたので「今だ!」と思って走りだしたのですが、途中から土砂降りになってしまいました。メガネについた水滴で前が見えないのでメガネを外すと、雨水が目に入って顔があげられない。ひどい目にあいました。

でも、帰りついてポンチョを脱ぐと、ぜんぜん濡れてない。靴や足元も濡れてない。傘をさして歩いているより濡れてない。ポンチョさまさまです。

ポンチョでも足元は濡れると言う人がいますが、それはタイヤのまきあげで濡れているのです。しっかりしたフェンダーを付けていれば足元も濡れません。

今日は「雨、もつかな?」という甘い予測のもと、全幅の信頼をおくCarradiceのポンチョを置いて、PEdAL EDの薄手のポンチョを持って出かけたのですが、どうしてなかなかの撥水性能でした。

やっぱり、自転車用雨具はポンチョです。

電池残量で季節を知る

ライトを消そうとして、電池残量が少ないことを示すオレンジのLEDに気がついた。毎日使っているのに充電するのは夏前に購入してから初めてじゃないかなぁ。

このライトは太陽光充電もするので、陽射しの強い夏の間は充電の必要がなかったんだな。太陽光充電の具合で季節を感じるなんて… 悪くはないですね。

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OWLEYE HighbredLux 3 Headlight

セラ・アナトミカ タイタニコ(Selle Anatomica "Titanico")

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セラ・アナトミカのサドル。「タイタニコ」と云うプロダクト名はありますが、セラ・アナトミカは「タイタニコ」シリーズしか作ってないのであまり意味はありません。(写真は「タイタニコ X」この色はもう廃番です)

これが、実に素晴らしいサドルです。僕はなんと5つ持ってます。ロードにもマウンテンバイクにも、フィクシーにもロングテールバイクにも、このサドル。シクロクロスバイクにもつけていたのですが、今はレースに備えてフィジークのサドルに変えています。(革サドルは重いので)

本当に素晴らしいサドルなのですが、2~3年にわたり5つのサドルを使って、わかったこと(問題点)もあります。セラ・アナトミカのサドルを買ってみようかな~と思っている人(そんなに居ないと思うけど)の参考になればと思って、書いておきます。

タイタニコシリーズには

  • 体重が72kg(160lbs)以下の人のための「タイタニコ」 と
  • 72kg以上の人のための「タイタニコ X」
  • 110kg(250lbs)以上! の人のための「タイタニコ NSX」があります

NSX」にはセラ・アナトミカの特徴である大きなスロットがありません。

そして、それぞれに

  • 防水の革(WaterShed Leather)と
  • トゥルー・レザー(TruLeather)

の2種類の革があります。

防水の革は、ブラック、グラファイト、マホガニー。トゥルー・レザーは、ナチュラル、ビンテージ、パテント・ブラック、それぞれ3色のカラーバリエーションがあります。

防水の革の防水性能は(あとで記す例外を別にして)驚異的です。合成皮革と同じように扱えます。

トゥルー・レザーのバネ感の有る乗り心地は最高です。ただし通常の革サドルと同じように扱う必要があります。(雨の日のサイクリングで使ったら、一日で駄目な感じになってしまいました)

問題というのは防水の革のカラーバリエーション、色によって革の質が異なるのです。(トゥルー・レザーは、パテント・ブラックしか使ったことがありませんが、知人が使っているナチュラルを見た感じでは、色による違いはそれほどなさそうです)

グラファイトが一番硬く、マホガニー、ブラックと柔らかくなります。乗り心地や耐久性(柔らかいと伸びやすいみたい)が変わります。

さらに問題なのが防水性能。ブラックは完璧です。グラファイトも(まだそれほど使ってないので確信は持てませんが)ブラックと同じくらいの性能を期待しています(ホースから水をかけて丸洗いしたくらいでは問題ありませんでした)。

が、マホガニーは、雨の中に放置しておいたら水滴を吸ったところが膨らんでいたことがあり、ちょっと信用出来ないと思っています。

で、どれがお薦め? と問われたら。

トゥルー・レザーの乗り心地も捨てがたいのですが、防水の革の扱いやすさは何物にも代えがたい…で、僕はやっぱり防水の革を選びます。なので、防水の革でも防水性能が信用できないマホガニーはちょっとね。ブラックかグラファイトですね。

ブラックは革が柔らかい(たぶん伸びやすい)ので、体重が60kg台の人でも「X」のほうが良いかもしれません。逆にグラファイトは硬いので72kgちょいの人でも「X」だと硬すぎるかもしれません。

僕(体重68kg)のセラ・アナトミカは、どれもまだまだ使えそうですが、買い換えるとしたら「ブラックのタイタニコ X」か「グラファイトのタイタニコ」だと思います。今すぐ買い換えるとしたら、実績を買って「ブラックのタイタニコ X」かな。

セラ・アナトミカは、カラバリによって革の質が違うから気をつけたほうが良いよ! っていうお話でした。

 

山のなかで、グーグルカーに出会った

土日は天気も体調もイマイチで、珍しく自転車に乗りたいと思いませんでした。今日もなんだか体が重く「もしかしたら自転車に乗ってないから?」と思い、夕方から気分転換のつもりで北山を30km、1時間ほど走ってきました。やっぱり自転車は良い。元気になったような気がします。

途中で見晴らしの良い峠(持越峠)に自転車を停めて眼下の集落を眺めていると自動車の音が聞こえてきました。たまにとすれ違うこともある、そんな道です。「車か…」と思って音のする方を見ると、なんと Google Maps Street View を撮影している車です。いったい誰が見るんだ? と思わないでもないですが、こんなトコまで走っているのですね。凄いなぁ。

下の場所です。今日撮影したのはいつ反映されるのでしょう? ちょっと(いや、かなり)楽しみです。僕が写っていたらまた報告します(笑)

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BROOKS CAMBIUM

BROOKS CAMBIUM

100年以上革サドルを作り続けてきたブルックスが作る、革じゃないサドル。革に替わる素材は天然ゴムとオーガニックコットン。レールはステンレスとアルミ。新素材と言っても合成樹脂とか炭素繊維とかじゃなく、昔からある素材を新しい発想と現代の技術で加工したもの。良いですね~。これぞ「デザイン」ですよね。

オーナーがイタリア企業に変わってからの、まるでイタリアブランドのようなプロダクト展開手法やプロモーション戦略が興ざめで、ブルックス自体に興味を失っていたのですが、これはちょっと試してみたくなります。

今月末に入荷するそうですが、数はあまり多くないそうです。今のうちに頼んでおくかなぁ。BROOKS CAMBIUM