サーリー スチームローラー:固定ツーリング仕様
空井戸サイクルさんがメーカーから取り寄せると聞き、その場で予約しておいたサドルが届きました。これにて、サーリーのスチームローラー:固定ツーリング仕様、ひとまず完成です。これはこれで、むしろこれこそ、スチームローラーに相応しい組み方じゃないかと思っています。
これが、届いたばかりのサドル、セラアナトミカのタイタニコ。昨年の夏に、たまたま譲って貰った黒のタイタニコを、サーリーのロング・ホール・トラッカーに取り付けて使っていますが、素晴らしいサドルです。スチームローラーには、今までブルックスのスイフトを使っていたのですが、正直なところ「もうブルックスには…」と思っています。
ハンドルはNITTOのマスタッシュバー。ドロップハンドルに比べ幅広なので、登りのダンシングでバランスを取るのが楽です。当初はバーエンドにリバースレバーを付けていたのですが、降りのブレーキングに難があり、結局、ごくオーソドックスなレバーに変えました。
タイヤは(IRC)ROADLITEの700x25c。23cよりわずかに太い、この差が大きい。快適です。
クランクセットはポールのロード・クランク。クランク長は165mm。チェーンリングは46tです。
リアは、18tと21tのダブルフィクスト。基本、18tでほとんどのところは走れます。21tは平均斜度が10%を超えるような坂での登攀専用です。クイックに変えようかなぁ、とも思いますが、パーツも無いし、今のところはこれで…
早く梅雨が明けないかなぁ。
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固定ギアツーリングバイクの黄金ギア比
昨日の土曜、夏風邪のせいで体調は優れなかったのですが、補陀落山荘の開業には何が何でも駆けつけなければならないし、先日購入した21tのリアコグも試したかったので、スチームローラーで花背峠に向かいました。
散々でした。20tの時より楽に登れるどころか、足をつかずに登りきることすらできず、峠下のバス停で長い休憩をしてしまいました。まぁ21tくらいだと、体調が悪くてもなんとか登れる、ということがわかっただけでも良しとしましょう。
ようやく登り切ったところでホイールをひっくり返し、 固定ギアツーリングバイクの"暫定"黄金ギア比、46t×18t(2.555)に変えて補陀落山荘まで。ギア比にさえ無理がなければ固定ギアでの降りは楽しい。
ひと休みの後、体調に問題がなければ僕も参加する予定だったMTBツアーを見送り、まったく乗らないのも悔しいので、ロードバイクで来ていたコゼバッグのチエちゃんと佐々里峠まで往復してきました。
"暫定"黄金ギア比、46t×18tで広河原から佐々里峠。おそらく登れると思っていましたが、問題なく登れました。佐々里峠から広河原への降りも超快適。そろそろ"暫定"を取っても良いのかもしれません。
固定ギアツーリングバイクのギア比検討中
固定ギアの自転車に乗り始めて3年。最初のフレームはトラックレーサーっぽいアルミフレーム。次のフレームはバイクポロとかが似合いそうな、Hand made in NYCのFBM ”Sword”。今年の正月から乗り始めたのが、サーリーのスチームローラー。
スチームローラーに乗り換えるまで固定ギアバイクは基本街乗りで、たまに大原あたりまで足を伸ばすくらいでした。が、スチームローラーに乗り換えてから、なぜか固定ギアでのサイクリングにすっかりハマってしまいました。サーリーの自転車恐るべしですね。
街乗り中心のときには、46t×16t(ギア比2.875)のギア比が快適だったのですが、峠を越えてのサイクリングにはちょっとキツイ。46t×17t(ギア比2.705)に変えて見たところ、京見峠(3.4キロ、 標高差233メートル、平均斜度7.4%)くらいなら登れるようになりました。京見峠を越えて国道162号線経由、美山までなら、ギア比2.705で楽勝です。
六丁峠(距離731メートル、平均斜度10.8%)では押しが入るけど、保津峡から日吉ダムにでて周山周りで帰ってくるルートも、 ギア比 2.705で走れます(神明峠あたりはかなりキツイけど)。
あちこち走り回っているうちに、やっぱり花脊峠(5.9キロ、標高差504メートル、平均斜度8.8%、2キロから3キロの間は平均斜度11.8%)を越えたくなって、リアに20tのコグを装着して花背峠を攻略しました。
しかし、46t×20t(ギア比2.3)で降りは無理。急坂の降りでは脚が回らなくて恐怖の連続。緩やかな降りもぜんぜん楽しめない。20tは登攀専用ですねという、当然の結論に至りました。
20tは登攀専用として、通常使用のギア比はどのくらいが良いのかを検証するために、16tと17tに加えて、18tと19tを試してみました。結果、46t×18t(ギア比2.555)あたりが万能な感じ。京見峠程度なら楽々超えられるし、神明峠あたりも楽勝。平均斜度が10%を超えるような坂でない限り、このギア比で大丈夫だと思います。
加えてこのギア比(ギア比2.555)なら、多少の降り(花背峠の北側や栗尾峠の降りなどを走ってみました)も楽しく走れる。花背から周山までの緩やかな降りなど、最高の気分で走れます。
ダブルフィクストの片方に18t、もう片方に登攀専用、非常用の20tで決定。と思ったのですが「どうせ非常用ならもっと楽なギア比でも良いかな?」と考えて、21tのコグを取り寄せてもらいました。
でかい! この次は、コイツで花背峠に挑戦です。
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杉坂 道風神社
今日は花背の畑を見に行き、オープン間近の「補陀落山荘」にも顔をだして… と考えていたのですが、みごとに朝寝坊。しかし貴重な梅雨の晴れ間です。自転車に乗らないのはもったいないと思い、雲ヶ畑から持越峠~杉坂~京見峠の90分コースを、今日は2時間かけてのんびり走って来ました。
杉坂から京見峠への登り口に、書家として有名な小野道風を祭神とする「道風神社」があります。鳥居越しに見えた緑の、あまりの美しさに誘われて、久しぶりに参拝してゆくことにしました。
広々とした境内がとても美しい神社ですが、境内が広々としているのは、かつて此処に不動明王を祀る「明王寺」と言う寺があったためです。本殿の隣には今も明王堂があります。
境内に小さな泉があり、この水を汲んで硯の水に用いると書道が上達するそうです。鳥居の手前には保津川にそそぐ清滝川の支流、杉坂川が流れています。
この辺りは水の豊かなところで、京見峠の近くには、多くの人が美味しい水を求めて汲みにくる湧き水もあります。京見峠の杉坂側は、雨の後など道路がいつまでも乾きません。
豊かな水源近くに不動明王を祀るという図式は、尾根を隔てた隣、雲ヶ畑の岩屋山志明院(岩屋不動)や、少し離れますが安曇川支流の明王谷三の滝に不動明王が出現したという葛川明王院と同じです。面白い。
水源にはもともと神様が祀られていて、神仏習合の過程で不動明王に置き換わっていったものだと思います。葛川明王院の地主神は「しこぶちさん」ですが、ここの地主神は小野氏の氏神だったのですかね。
ロングテールバイクのチェックポイント
台風で、夕方の講義が休講になりました。でも、頭はすっかり講義モードだったので急には他のことをする気にもならず、何故か通勤用自転車の手入れをしてました。
ロングテールキットを取り付けたロングホールトラッカー、ロングロングホールトラッカーですね。今のところ泥よけのついた自転車が他にないので、梅雨の間は、コイツに頑張ってもらわなければなりません。
ロングテールバイクをお持ちのかたならご存知の、この部分。掃除のついでにチェックしてみたらボルトが緩んでる。どうしてかなぁ? と思って裏側を見てみると。
ピンぼけになってしまいましたが、おわかりになりますでしょうか? フェルトが縮んでズレています。おそらく、そのせいでボルトが緩くなったのですね。こりゃいかん! と思って、グイグイ締めていたらナットの頭を舐めてしまいました…
ロングテール オーナー の皆さま、ここは時々チェックしたほうが良いようですよ。
グランフォンド京都2012、走ろうかなぁ…
ちょっと楽しそうなことを思いつきました。
9月30日の日曜日に開催されるグランフォンド京都2012。「京丹後市網野町の八丁浜をスタートし京都市西京区の小畑川中央公園テニスコートにゴールする、距離167km。最大標高差は367m。獲得標高は約1751mのハードなサイクリングです。」
これに、固定ギアのスチームローラーで参加してみようかと…
早朝6時~7時の間に順次スタートして、ゴールの閉鎖は18時。6時にスタートすれば12時間。「平均時速15km/hで休憩しながら走ってゴールできる設定です。」ということなら、固定ギアでも不可能ではないよね… 楽しそうだなぁ… 頑張ってみようかなぁ…
自転車は楽しい
昨夜、いよいよオープン間近の花背「補陀落山荘」でちょっとしたイベントがあり、夕方から霧雨の中、リッチーのマウントクロスで花背峠を越えました。
天気予報で今日は晴れることになっていたので、当初は昨夜のうちに家に帰って今日(畑仕事のために)あらためてスチームローラーで花背峠を越えるつもりでした。先日、フロント46t、リア20tの固定ギアで意外と簡単に登れたので、新たに19tと18tのリアコグを購入し、まずは19tで登ってみようと思っていたのです。
しかし夜になっても雨はあがらず、補陀落山荘の玄関を出るとサイクルジャージにウィンドブレーカーを重ね着しても、立っているだけで震える寒さ。おまけに漆黒の闇。無理はすまい、と大人な判断(根性なしともいう)で泊まってゆくことにしました。
どうせ泊まるなら明日は畑仕事の前にひとっ走りしてこようと思いながら眠りについたのですが、明け方まで降り続いた雨のせいで朝になっても冷たい霧がたちこめていました。結局、朝は薪ストーブの前でだらだらして過ごしました。
サツマイモの定植と枝豆の追肥、トマトときゅうりの支柱の付け替えなどの作業を終え、午後2時半ごろ補陀楽山荘を後に。そのまま花背峠をおりてもつまらないので、京北周山をまわって帰りました。
いつもは2時間と少々はかかる道ですが、峠を登らず花背からスタートしたせいで脚に余裕があるせいか、1時間30分で帰りました。
花背峠、栗尾峠、京見峠を下りながら、つくづく思いました。フリーホイール付きの自転車って、楽しい! 固定ギアも楽しいけど、フリーホイールも楽しい、やっぱり自転車は楽しい!