京都自転車日記

夏目漱石に「自転車日記」という小文があります。畏れ多いと自覚しつつブログのタイトルに拝借しました。京都市街は東西にも南北にも約10Km、自転車サイズの街です。美しい山々が街を囲み、その向こうには趣きのある山里や山寺が点在し、サイクリングコースに事欠くことはありません。 恵まれた環境が独特の自転車文化を育み、個性的な自転車屋さんや自転車愛好家が集まるお店がたくさんあります。 そんな京都の自転車事情を全国の自転車愛好家に紹介できたら良いな、と思っています。

補陀落山荘と黒田の百年桜

大汗かいて登り切ったら、花背峠の温度計は30度を超えていました。暑いはずです。

峠を越えて、まず向かったのはオープンに向けて改修中の「補陀落山荘」。はじめて実際の建物を見て、なかも案内してもらうことができました。その場所も、建物も、良いなぁ、実に良い。オープンが楽しみです。

補陀落山荘を後に向かったのは京北町黒田の春日神社。神社の前にある「黒田の百年桜」を見るためです。

ここ数年、満開を見たいと思いながら果たせていません。今年こそはと思っていたのに、今年もまた少し遅かったようです。今月15日、偵察に訪れた時にはまだまだ固い蕾だったので油断したのがいけなかった。

説明板には「この桜は、山桜の突然変異で、十~十二枚の八重のなかに一重が混じる珍種であり、紅色の大輪の花が手毬のように固まって咲く。」とあるのですが、今日、固まって咲いてはいましたが「手毬のように」とは… すでにたくさんの若葉が出始めており、桜の花びらはかなり散ったあとなのでしょう。残念。

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 百年桜。

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百年桜の隣にある山桜。こちらはまだ満開に近い状態でした。

まぁしかたない。また来年だ、来年!